サラリーマンの健康保険と厚生年金をざっくり試算する方法

サラリーマンの家計を圧迫するのは税金ではなく社会保険料(健康保険 + 厚生年金)です。社会保険料は年収の14%にものぼり、年収600万のサラリーマンであれば、85万円を没収されます。税金はまた別に取られます。まずは現状を把握して早急に対策を打ちましょう。詳しくしりたければ、この本を読むことをお勧めします。

計算式

健康保険

40才以上の場合は介護保険料が含まれるので、若干高くなる。

健康保険 = 年収 × (健康保険料率 / 100 / 2)

厚生年金

厚生年金 = 年収 × (厚生年金料率 / 100 / 2)

料率

料率は毎年変わります。令和2年版はここを見てください。

東京に住んでいる年収 600万円の30才のサラリーマンの場合を計算してみよう。令和2年の東京の健康保険料率は、9.87%、厚生年金は18.3%だ。

健康保険 : 6,000,000 × (9.87 / 100 / 2) = 296,100
厚生年金 : 6,000,000 × (18.3 / 100 / 2) = 549,000

なんと社会保険だけで、年間 85万円も支払っているのだ。

解説

正確には標準報酬というもので、月収を標準化したうで計算してるのだが、単に概算を出すだけであれば上記計算の方法でOKだ。また月収とボーナスの配分でも若干金額が異なるが誤差の範囲だ。

①年収600万で概算した場合

健康保険 : 6,000,000 × (9.87 / 100 / 2) = 296,100
厚生年金 : 6,000,000 × (18.3 / 100 / 2) = 549,000

社会保険料合計:845,100‬円

②月収 50万、ボーナスなしで年収600万の場合

この場合も社会保険料は845,100‬ 円となる。
※月収が485,000 以上~ 515,000未満であれば月収50万として健康保険料と厚生年金料が算出される。

報酬月額標準報酬健康保険料厚生年金
1485,000 ~ 515,000500,0002467545750
2485,000 ~ 515,000500,0002467545750
3485,000 ~ 515,000500,0002467545750
4485,000 ~ 515,000500,0002467545750
5485,000 ~ 515,000500,0002467545750
6485,000 ~ 515,000500,0002467545750
7485,000 ~ 515,000500,0002467545750
8485,000 ~ 515,000500,0002467545750
9485,000 ~ 515,000500,0002467545750
10485,000 ~ 515,000500,0002467545750
11485,000 ~ 515,000500,0002467545750
12485,000 ~ 515,000500,0002467545750
合計296100549000

③月収 40万、ボーナス 夏冬 60万で年収600万の場合

この場合は社会保険料の総額は 862,008円となる。月収は40万円であるため、標準報酬41万円として計算する。

報酬月額標準報酬健康保険料厚生年金
1395,000 ~ 425,000410,0002023437515
2395,000 ~ 425,000410,0002023437515
3395,000 ~ 425,000410,0002023437515
4395,000 ~ 425,000410,0002023437515
5395,000 ~ 425,000410,0002023437515
6395,000 ~ 425,000410,0002023437515
7395,000 ~ 425,000410,0002023437515
8395,000 ~ 425,000410,0002023437515
9395,000 ~ 425,000410,0002023437515
10395,000 ~ 425,000410,0002023437515
11395,000 ~ 425,000410,0002023437515
12395,000 ~ 425,000410,0002023437515
賞与 (夏)6000006000002961054900
賞与 (冬)6000006000002961054900
合計302028559980

参考サイト

全国健康保険協会

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