個人事業主が源泉徴収された場合の仕分けパターン(課税 or 免税、源泉徴収 あり or なし)

みなさん、こんにちは。ゴールデンウィークの空いた時間で溜まってい仕分けを実施しているのでが、久しぶりに実施すると仕分けのルールを忘れていて中々大変です。特に仮受消費税と源泉徴収が組み合わさると頭が混乱します。次回からより短時間でできるようにパターンをまとめてみました。

  • 免税事業者が100円(税抜)を掛けで売り上げた。
  • 課税事業者が100円(税抜)を掛けで売り上げた。
  • 免税事業者が100円(税抜)を掛けで売り上げた。また、取引先から源泉徴収をされた。
  • 課税事業者が100円(税抜)を掛けで売り上げた。また、取引先から源泉徴収をされた。

例1. 免税事業者が100円(税抜)を掛けで売り上げた

100円を掛けで売り上げた

借方貸方
売掛金 110円売上 110円

ポイント

  • 免税事業者は消費税の納付が不要のため売上に含める。
  • 売掛金は「資産の増加」なので借方に記載。
  • 売上は「収益の発生」なので、貸方に記載。

売掛金を回収した(普通預金に入金してもらった)

借方貸方
普通預金 110円売掛金 110円

ポイント

  • 普通預金への入金は「資産の増加」なので借方に記載。
  • 売掛金は回収によりなくなったので「資産の減少」。貸方に記載。

例2. 課税事業者が100円(税抜)を掛けで売り上げた

100円を掛けで売り上げた

借方勘定科目貸方勘定科目
売掛金 110円売上 100円
仮受消費税 10円

ポイント

  • 売掛金は消費税を含んだ金額にする。
  • 売上は消費税抜きの金額にする。
  • 消費税は仮受消費税として貸方に記載(負債の増加)。

売掛金を回収した(普通預金に入金してもらった)

借方貸方
普通預金 110円売掛金 110円

例3. 免税事業者が100円(税抜)を掛けで売り上げた。また、取引先から源泉徴収をされた。

100円を掛けで売り上げた

借方勘定科目貸方勘定科目
売掛金 105円売上 110円
事業主貸 5円

ポイント

  • 売掛金は売上から源泉徴収金額を差し引いた額にする。
  • 源泉徴収された金額は、決算まで貸している状態(戻ってくる可能性あり)。
  • 従って資産と考える(取引により売掛金という資産が105円増加し、事業主貸という資産が5円増加した)。

売掛金を回収した(普通預金に入金してもらった)

借方貸方
普通預金 105円売掛金 105円

例4. 課税事業者が100円(税抜)を掛けで売り上げた。また、取引先から源泉徴収をされた。

100円を掛けで売り上げた

借方勘定科目貸方勘定科目
売掛金 105円売上 100円
仮受消費税 10円
事業主貸 5円

売掛金を回収した(普通預金に入金してもらった)

借方貸方
普通預金 105円売掛金 105円

以上。

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