土屋鞄製造所 ディアリオ ラージトートDiario

横浜の日本大通りにある土屋鞄製造所でディアリオ ラージトートを購入しました。
土屋鞄製造所は今回が初めてです。

決めては以下のとおりで、値段はなかなか張りますが、10年ぐらいは余裕で使えそうだと思ったからです。

  • 革だけできており布が使われていない
  • シンプルなつくりで壊れる要素が少ない
  • 革がかなり分厚く頑丈
  • タンニン鞣しなのでエイジングが楽しめそう

ディアリオの革は北米で放牧されて育ったステアが使われています。
ステアとは生後2年を経過した雄牛のことで、革に厚みがあり頑丈なのが特徴です。
またディアリオシリーズの革はナチュラルレザー(植物タンニン鞣し)なので、素材の風合いや、エイジングによる変化を楽しめそうです。


これだけ大きい革を使っているので、さすがに全体がツルツルというわけにはいかず、牛が生きているときに、藪や棘で引っかいてできた「バラ傷」と呼ばれるキズがとこどころについています。
また目立たないですが、よく見ると血筋やトラ(生きているときについたシシワ)もあります。

北米産のステア(去勢した雄成牛)の原皮を植物タンニンだけで鞣し、表面にオイルを塗り重ねることで深みのある色合いに仕上げた「オイルメロウレザー」。

トラやバラキズ、黒点などのナチュラルスタンプをそのまま活かしたラフな表情と、革の厚みを活かしたハリ感が特徴です。

スムース調に仕上げながらもしなやかさを残すのは非常に難しく、タンナー(革を鞣す工房)の熟練した技術ならでは。

また、使うほどに艶が増し柔らかくなっていくため、エイジングの楽しみもたっぷり。時を共にするほど魅力的になっていく素材です。

土屋鞄製造所 ディアリオ ラージトート(https://tsuchiya-kaban.jp/collections/diario/products/dr-large-tote)

僕が購入した個体には横のあまり目立たない部分にバラ傷があります。牛が生きていたときの生活が感じられ、僕は割とこういうのは好きなのですが、かなり個体差があるので、気になる人はオンラインではなく、実店舗で購入した方がよいでしょう。
僕が購入したときは在庫が2つあったので、比較した結果こちらにしました。
選ばなかった方はバラ傷はなかったのですが、トラが多い個体でした。

内装は裏地がなく革の裏側がそのまま見えます。底材にはピッグレザー(豚の革)が使われています。

内装にもピッグレザーが使われています。
キーホルダーなどを掛ける部分は真鍮でできており、これも経年変化を楽しめます。

  • 品番:DR0120BR
  • 品名:ディアリオ ラージトート
  • 本体:オイルメロウ レザー(北米産 ステア)
  • 内装ポケット:ピッグスウェード
  • 底版:ピッグスウェード
  • 内部金具:真鍮
  • 色:ブラウン
  • サイズ:縦32.0cm × 横 53.0 cm × マチ 17.0 cm
  • 重さ:1100g
  • 定価: 74,800円(税込 内消費税 6,800円)

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記録用

項目内容
購入日2020.12.06
投資金額74,800円
登板回数49 回 ※2023.07.22更新
1回あたりの金額1,526 円
最終メンテ日2023.02.19

参考

追記 2023.02.19

2年経過。41回 使いました。デリケートクリームクレム1925で手入れをしてから撮影しました。

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