プレママクリニックでNIPT受けてきました

1. プレママクリニックの分析

プレママクリニックでNIPTのフルセット検査を受けてきました。料金 138,000円(税込)です。他のクリニックと比較すると格安ですが、検査項目も同等です。技術的に難しいわけでもなく、シンプルな血液検査なのでクリニックによって検査の信頼性に差が発生することはないのではないと考えられ、値段が安い理由は品質ではなく、コスト構造にあると考えるのが妥当です。

プレママクリニックは採取した血液をアメリカの検査会社に送るので、実質的にプレママクリニックにで実施することは下記の3点になります。技術的なことは採血だけなので大きな設備投資も不要で、医師一人と事務員がいれば成り立ちます。実際プレママクリニックは受付とその奥に数部屋の個室があるシンプルな作りでした。※清潔感があり好印象でした。

  • 採血
  • 輸送
  • 検査結果の翻訳と通知

クリニックに行くのは1回で検査結果はマイページからPDFをダウンロードする形式です。検査の状況はメールで通知されます。

参入障壁も低そうなので、これからますますNIPTの価格は下がってくると予測できます。

2.プレママ共済について

プレママクリニックにはプレママ共済というオプションがあります。これは 8,000円 (税込) を支払うことで、万一 NITPでの検査結果が陽性だった場合に、羊水検査にかかる費用が最大 20万円(税込)まで補助されるとうものです。

結論から言うと女性の年齢が44歳以下であれば加入しないのが正解です。厚生労働省の下記の情報をみると「何らかの染色体異常を持つ子が生まれる頻度」26人に1人 となります。

不適切な表現かもしれませんが、20万円の賞金が当たる宝くじだと考えるとわかりやすいでしょう。
くじの代金は8,000円なので、当たる確立が 1/25 の場合に期待値は1になります(200000÷8000)。

期待値1は損も得もしない値です。女性の年齢が45歳を超えるとこの宝くじが当たる確率が1/25より高くなるので、8000円払っても得する可能性が高くなります(期待値が1より大きくなります)。

※参考: 不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会

3. 他のクリニックとの比較

インターネットで検索するとクリニックを比較したサイトが多数出てきますが、プレママクリニックが掲載されていることは稀です。実はこういったサイトは紹介したサイトにお金が支払われるアフィリエイトサイトです。紹介してもお金が支払われないクリニックは、紹介するインセンティブがないので紹介されなくなってしまいます。

プレママクリニックは紹介したサイトに紹介料を支払う仕組みは導入していないので、紹介されていないと考えるのが妥当でしょう。その分検査料金を抑えることができます。

また羊水検査の費用負担について「当院が全額負担いたします」となっているクリニックが多いですが、クリニックのポケットマネーから支払われるのではなく、検査料金に含まれています。

羊水検査の料金をオプション料金として明示的に分けているプレママクリニックは良心的だと言えます。

4. 検査結果について

検査結果は下記のようなイメージになります。採血から2週間程度で結果がわかりました。

以上。

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